【朗読】律子と貞子/太宰治

あおなみ

今回の作品は太宰治の「律子と貞子」です。
耳から作品を楽しみたい方は以下のYouTubeからどうぞ♪

目次

作品の時代背景

『律子と貞子』は、太平洋戦争中の日本を舞台にしています。

太平洋戦争(1941年-1945年)は、日本と連合国(主にアメリカ、イギリス、中国、オランダなど)との間で行われた大規模な戦争です。

この戦争により、日本国内は大きな変化と混乱を経験しました。

戦時中の日本では、物資の不足、空襲による都市の破壊、戦況悪化による国民の不安と絶望感が広がっていました。

政府は国民に対して厳しい統制を行い、戦争遂行のために多くの犠牲を強いる状況でした。

あらすじ

大学を卒業し、極度の近視で丙種兵となった三浦憲治は、郷里での教職に就くことを決意します。

そんな彼が迷い込んだのは、故郷の山陰に佇む古い旅館。

そこに住む姉妹、冷静でしっかり者の律子と、明るく賑やかな貞子。

幼い頃から親しんできた三浦は、二人の間で心揺れる日々を送ることに…。

ある寒い夕暮れ、三浦は突如旅館を訪れ、そこで再会した姉妹との交流を通じて、次第に二人に惹かれていきます。

お互いに異なる魅力を持つ姉妹に心惹かれつつも、どちらを選ぶべきか決めかねる三浦。

そんな彼に示されたのは、聖書の一節。果たして彼はどのような決断を下すのか?

三浦の選択に思わず引き込まれる、太宰治の珠玉の恋愛短編。

読んだあとの所感

あおなみ

“のろけ話だから聞いていただきたい”とあったので
最初はフリかなと思ったら、本当にただののろけ話でした笑

ぜひ、三浦くんがしっかり者の姉と自由な妹のどちらを選んだか見届けてみてください。

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